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B-2 コンドル(B-2 Condor)はカーチス社が1920年代にアメリカ陸軍のために製作し、制式採用された双発複葉の爆撃機。カーチス社が製作したマーチン社設計のマーチンMB-2(NBS-1)と、その発展型であるカーチスNBS-4の改良型であり、それらの胴体の木製構造を鋼管羽布張りに変え、エンジンを換装する等の改良が加えられている。 == 設計と製作 == B-2の2基のエンジンは上下翼の間に、胴体の左右に添うように置かれたエンジンナセルに収められ、それぞれのナセルの尾部は機銃座に充てられていた。MB-2では後方の銃座は胴体に設けられていたが、射界を妨げるとして変更された。これは競作相手のXB-1も同様だった。尾翼は双尾翼式である。 B-2の試作機はXB-2(シリアル26-211)とされ、ハフ・ダランド XB-1、シコルスキーS-37およびフォッカーXLB-2と競争試作が行われたが、他の3つはすぐに脱落しXB-2が選定された。XB-2はその後もより小型でコストも低いキーストンXLB-6と比較されたり、大型過ぎて格納庫への収納が難しいなどの問題があったりしたが、結局軍はその優れた性能を認め、1928年に12機の製造契約が締結された(シリアル28-398~399、29-28~37)。 B-2のうち1機は複操縦装置つきに改修され、B-2Aと呼ばれた。機長席と副操縦士席の複操縦装置は、1930年代以降爆撃機の基本装備となった。また、B-2を基本にした輸送機型C-30コンドルも2機制作された(シリアル33-320~321)。 B-2は1930年代の技術的進歩によって急速に時代遅れとなり、早くも1934年には部隊から姿を消した。B-2の後、カーチス社は爆撃機製作から撤退し、1930年代以降は「ホーク」戦闘機(追撃機)に全力を集中した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「B-2 (航空機・初代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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